妄想への対応
自分の臨床上の復習としてまとめます。
が、試験でも「妄想の対応」は問われる可能性があります。
基本的な事柄ですので、確認しておきましょう。
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妄想の種類はたくさんあります。
被害妄想
被毒妄想
注察妄想
追跡妄想
などなど
では、たとえば患者さんが
「狙われているんです」
と訴えてきたら、どのように対応すればよいでしょうか。
まずは【NGな対応】から
🙅♂️否定する
🙅♂️気のせいで片付ける
🙅♂️ありえないと説得する
「そんなわけないじゃないですか」
「気のせいですよ」
「あなたを殺したところで誰の得にも...」
🙅♂️妄想を肯定する、妄想に一緒に従う
「それは大変だ!すぐに隠れた方がいいですよ」
🙅♂️すぐに現実的な行動へ戻そうと指示する
「ともかく部屋に戻りますよ」
🙅♂️詳しく聞こうとする
「いつから?どんな人から?どんなふうに?どこから?」
→妄想を体系化する可能性がある
意識してないと、悪気もなくついしてしまいそうな事柄もありますね。
試験問題でも、そういった選択肢が入ってくる可能性がありますよ!
次に【好ましい対応】です
🙆♂️話を聞く
「なぜそう思ったか聞かせてください」
→妄想の背景を理解する、その人自身を理解することにもつながる
🙆♂️気持ちに寄り添い、感情に共感する
「どんな気持ちなんですか?」「それは怖いですね」
🙆♂️安全であることを一緒に確認する
「では、一緒に見に行きましょうか」
🙆♂️受容した上で服薬状況の確認
「それは大変でしたね。ところで最近お薬は飲めていますか?」
※いきなり「薬飲みましょう」はNG🙅♂️