他職種連携・チームアプローチに関する理論
他職種・連携チームアプローチに関する理論
『インターディシプリナリ・モデル』
利用者が持つ複数のニーズに対応する他分野によるケアサービスの提供の為、1つの目標に対して緊密に相互連携し、ケアを進めていくアプローチ。主に退院を目指した精神科リハビリテーション病棟におけるチーム形態がこの代表である。
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『マルチディシプリナリ・モデル』
チームメンバーである各専門職種がそれぞれの専門分野における目標設定し、各アセスメントやケアを行うアプローチである。精神科領域では救急・急性期医療等を中心に見られるチーム形態である。
『トランスディシプリナリ・モデル』
チームの中で各メンバーが果たすべき役割を、意図的・計画的に専門分野を超えて横断的に共有した役割解放を行うアプローチ。役割固定性がいっそう低く、各専門職種の役割代替が容認され、意図的に役割開放が行われる。近年、日本でも普及しつつある包括型地域生活支援プログラム(ACT)などで注目されているチーム形態である。
チームアプローチのタスク機能とメンテナンス機能
『タスク機能」とは、
チームの目標達成のための課題を遂行していく機能であり、課題の明確化、仮説の設定、課題の分析、計画策定、仮説検証が中心となる。
『メンテナンス機能』とは、
チームを維持・強化し、メンバー間の関係を補修するための機能である。チームオリエンテーション、リーダーシップ、メンバー間のコミニュケーション、バックアップ等が重視される。