第1回試験を受けた覚書~試験の傾向と対策〜
第1回試験は合格発表を終えた皆さまはお疲れ様でした。
次は北海道の皆さんが頑張る番ですね。
ここで、試験に関する情報を確認しておきましょう。
試験の公平性を保つため
基本的な構造は変わらないと思います。
試験時間は
午前120分 午後120分
問題数は
午前77問、午後77問、合計154問
うち
一般問題が午前59問、午後59問、計116問
事例問題が午前19問、午後19問、計38問
午前・午後ともに
問1~問59までは一般問題で
後半の19問が事例ラッシュです。
このうち何問かは、「解答を2つ選べ」という問題があります。
ここまでは、おそらく第1回試験も第2回試験(北海道)も一緒だと思います!
この基本構造が違うと試験の公平さが保てないので。
(まぁなにがあるか分からないので、もし違っても冷静に柔軟に対処してくださいね!)
続いて、
合格得点ラインは60%程度
合格率は受験者の約80%程度
配点は「一般問題1点、事例問題3点」
普通に考えれば第1回試験と同水準になると思います。
が、フタを開けてみるまで正直分かりません。
神のみぞ知る(御上のみぞ知る)ところです(笑)
↑この点については、分からないので、はっきり言ってもう考えない方が良いです!(笑)
考え始めると疑心暗鬼になってしまい
貴重な試験勉強の時間とエネルギーを無駄に消費することになります。
まずは今自分にできることに集中しましょう!
続いて対策です。
自分が受験してみてまず感じたのは
120分間集中力を維持することの大変さです。
これは私の生まれ持った素質も関係しているので皆様もそうとは一概には言えませんが(笑)
事前に過去問や予備校模試などで、繰り返し120分問題を解く練習をしておくことをお勧めします。
ちなみに、私は問題を模試をコピーして、
同じ問題を3~4回はやりました。
過去問は心理研修センターのHPに出ております。
お知らせ | 一般財団法人 日本心理研修センター 公認心理師試験
時間配分ですが、
解答は「一般問題なら1問1分、事例問題は3分」を目安に解けば
十分時間が余ります。
ただ、前半の一般問題で時間をかけすぎて、後半の事例ラッシュで焦ることにならないように気を付けましょう。
特に事例問題は配点が高い傾向がみられたので、
焦らずに文章を読み、選択肢をしっかりと吟味できる時間を残しましょう。
といっても、まぁ、1問1分で解いていれば時間に関してはまず大丈夫です!
内容は順不同で出ます。
受験前の予想では、てっきり「公認心理師法」から順番に出ると思ったら
いきなり「問1 サイコロジカル・ファーストエイド」で受験者皆ずっこけたと思います(笑)
でも、まぁ、この点に関しても1問1問、目の前の問題に集中していけば、なんの問題もありません。
試験勉強で様々な法律が出てくると思いますが、
法律の「正式名称」「略称」を暗記する必要はありません。
問題文はほとんど略称で出題されますし、
「正式名称」は試験問題の下にご丁寧に書いてあります。
法律の名称に関して問題で問われることはまずありません。
同様に「法律の制定年」も覚える必要はないと思います。
(あくまで個人的見解です。出題されても責任は取りません;笑)
現任者講習では法律の「制定年・施行年を覚えておくと良い」と言われましたし、
PSW過去問では制定年・施行年を問う問題もあったので私は対策したのですが、
第1回試験では「法律の制定年」などを問われる問題はありませんでした。
逆にしっかり対策しておいた方が良いのは以下の点です。
・診断基準はDSM5・ICD-10の両方から問われるので、どっちも要確認!!
(主要な精神疾患はもちろんのこと、第1回試験では「窃盗症」などそこ問う⁉みたいな重箱隅問題も出ましたw)
・災害支援関連の問題が多い(サイコロジカル・ファーストエイドやPTSDの診断基準はしっかり確認しておくこと)
・薬の副作用(抗精神病薬(定型・非定型)、抗うつ薬(SSRI、SNRIは必須)、抗不安薬、睡眠薬、気分安定薬(リーマス等)、その他などについて主要な副作用を確認。これに関しては重箱隅問題はありませんでしたので、主要なものを押さえておけば大丈夫です)
・法律や指針などは、できれば本文に一度目を通しておくと良いと思います。
法律に関しては重箱隅問題が複数ありました。
残りの期間で関連法規を全て暗記するのは難しいと思いますが
一度本文に目を通しておくと、まとめサイトや参考書を見た時に理解しやすくなり、その後の学習がスムーズです。
いかがでしたでしょうか?
他にも試験対策のポイントはたくさんあると思いますが
予備校の分析サイトなどをご覧いただくとたくさん出てきますのでご参照ください。
ここでは、貴重な残り時間を無駄にしないように最低限のポイントのみ載せてみました。
北海道受験をされる皆様の参考になれば幸いです。