ヒカリノ公認心理師ノート

自分の試験勉強用ノートとして活用してます。ご自由にご覧ください。たまに試験対策や最新情報も載せます。

オープンダイアローグの参考書 まとめ

オープンダイアローグについて学ぼうと思い
いくつか参考書をまとめ買いしました。

自分のアウトプットも兼ねて、どんな本なのか簡単に紹介します。

これからオープンダイアローグを学ぶ人は参考にしていただければ幸いです。

画像かタイトルをタップするとAmazonリンクに飛べます📖


【入門編】


まんが やってみたくなるオープンダイアローグ
1980円
斎藤環先生の著書。
1〜3章は事例マンガ編。漫画として面白い上に、扱われる事例のバランスが良いです。
4章は文章による解説編。ここでのQ&Aは具体的かつ実践的です(例「ひきこもりの人に使えますか?」「そうはいっても暴力とか振るわれそうで・・・」など)
ODの現場の雰囲気を感じ取りつつ概要を学ぶ入門書としてオススメできます✨
絵はこんな感じ。
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参考までに目次
【まんが編】
第1章 会話が成立しないひきこもりの人とのかかわり
第2章 オープンダイアローグを受けて分かったこと――ガチ夫婦の悩み
第3章 夫が浮気してる!
【解説編】
第4章 オープンダイアローグの5つの柱
第1の柱 対話を続けるだけでいい
第2の柱 計画は立てない
第3の柱 個人でなくチームで行う
第4の柱 リフレクティング――患者に治療者を観察してもらう
第5の柱 ハーモニーではなくポリフォニー
第5章 こうすればオープンダイアローグはできる
1 始め方
2 聞くことと話すこと
3 リフレクティング
4 しめくくり
第6章 オープンダイアローグべからず集
1 説得、議論、説明、尋問、アドバイスはしない
2 体験を否定しない
3 わかったつもりにならない
第7章 よくある質問と答え
【まんが編】
第8章 鬼女に求婚された!
第9章 タマキ先生のビフォーアフター
第10章 オープンダイアローグを見にフィンランドに行ってきました



オープンダイアローグとは何か
1980円
斎藤環先生によるオープンダイアローグ入門書。
概要が分かりやすい文章でまとめられています。
マンガで分かるシリーズ以外なら、この本から入るのが安全だと思います。


【医療入門編】


オープンダイアローグがひらく精神医療
2090円
こちらも斎藤環先生による医療編の入門書。
医療機関で活用したいと考えている方は必読の一冊です。


【マンガシリーズ】


マンガでやさしくわかるオープンダイアローグ
1584円
もはやどの分野でも必ず存在すると言っても過言ではないマンガで分かるシリーズ(笑)
マンガと文章が交互に出てくる形で概要を解説してます。
絵はこんな感じで見やすいですね!
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ただ、ヒカリノ個人的な感想としては、
マンガ本から入るなら本書よりは、冒頭にお薦めした斎藤環先生(医学書院)のマンガの方がオススメかと思います。


【元祖 提唱者シリーズ】

入門書で概要を掴んだら、提唱者達による書籍を読んでみましょう。いわゆる原著にあたるものです。


オープンダイアローグ
2,420円
ヤーコ・セイックラ トム・アーンキル
タイトルはオープンダイアローグですが、内容としては「オープンダイアローグ」と「未来語りのダイアローグ」、「ネットワークミーティング」の骨格と原則が示されています。
訳者あとがきが本書全体のガイドとなっているので先に読むと良いかもしれません。



開かれた対話と未来 今この瞬間に他者を思いやる
2,970円
ヤーコ・セイックラ トム・アーンキル 著
斎藤環 監訳
精神障害者用のオープンダイアローグと、様々な問題を解決するための未来語りのダイアローグを取り上げている。
他の入門書を読まれてからお手に取っていただけると理解がより深まると思います。



オープンダイアローグを実践する
1,320円
2016年5月、京都で開催した『オープンダイアローグ』原著者来日記念シンポジウムの内容をブックレット化したもの。
ヤーコ・セイックラ 、トム・アーンキルとコメンテーター高橋睦子先生、ファシリテーター竹端寛先生、コーデネーター高木俊介先生のディスカッションが逐語録で記されている。
正直最初に手に取る本ではないと思います(笑)


【産業分野・ビジネス編】

産業臨床あるいはお仕事でオープンダイアローグを取り入れたい、活用したいという方はコチラがオススメ。
部署内での対話、部下との面談、1on1ミーティングなどにも役立つと思います。


仕事に効くオープンダイアローグ 世界の先端企業が実践する「対話」の新常識


【スクールカウンセリング・学校臨床 編】
SCや子供への臨床に活用したい方はこちら。


スクールカウンセリングの新しいパラダイム──パーソンセンタード・アプローチ,PCAGIP,オープンダイアローグ (ブックレット:子どもの心と学校臨床1)



他にも色々と参考書はあります。
流行りの分野なので次々と出版されてますが、読者としてはどれから手をつけたら良いか...状態になりがちですよね。
皆さんが学び始める際の参考になれば幸いです。