【書評】『公認心理師カリキュラム準拠 臨床神経心理学』
2018年4月6日に発売された『公認心理師カリキュラム準拠 臨床神経心理学』について紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【目次】
序章 脳を損傷するとはどういうことか
1章 神経心理学とは
2章 脳神経系の構造と機能
3章 神経心理学的症候をもたらす原因疾患
4章 アセスメントの基本
5章 支援の基本
6章 他領域との協働
7章 研究としての神経心理学
8章 症候の理解① 注意障害
9章 症候の理解② 記憶障害(健忘症)
10章 症候の理解③ 遂行機能障害
11章 症候の理解④ 失語症
12章 症候の理解⑤ 失行・失認・脳梁離断症候
13章 症候の理解⑥ 社会的行動障害、情動障害
14章 高齢期の問題(認知症)
15章 小児・思春期の問題
-----------------------
【Amazonの商品紹介】
●脳に損傷を負った患者さんには何が起きているのか,そしてどのような支援ができるのか,心理領域に求められる高次脳機能障害の理解と支援のあり方を丁寧に解説したテキスト.
●典型的な障害像をCASEとして掲載し,対象者をイメージしながら理解を深める構成.
●医療チームの一員として,心理職が担う役割と技能を具体的に説明.
≪シリーズコンセプト≫
◎公認心理師をめざす学生が興味をもって学び,臨床での問題解決能力・技能が身に付くように工夫された新テキスト.
◎授業コマ数に応じた,学びやすい全15章構成!
◎各章に【到達目標】【key word】【Q&A】を掲載!
◎より深く理解するための,関連コラムや注釈も充実!
◎患者さんがどのような困難を抱えているのか,心理学ならではの視点を重視した患者理解,アセスメント,支援の体得をめざす内容.
【ヒカリノコメント】
内容はかなり良いです!
脳や神経の構造に関する基礎知識からはじまり
それらに関連する疾患とそのアセスメント方法&援助方法に至るまで
詳細かつ具体的に書かれています。
私は勤務先の病院で神経心理検査や認知機能検査を取る機会が多いのですが、
試験対策が終わっても仕事中に手元に置いておきたいと思える一冊です。
【試験対策の活用法】
Q.公認心理師試験対策に使えるかどうか?
A.かなり使えます!
ブループリントの小項目と本書の対応ページを照らし合わせると下記のようになります。
これ一冊で広い範囲の小項目が網羅できることがお分かりいただけると思います。
試験対策としても、日々の業務の助けとしても
かなり心強い良書といえると思います。